2021年1月17日 ARCHIVES

2021年1月17日
皆さんこんにちは、理事長の澤田です。
昨日は鳥取青年会議所の臨時理事会が開催されました。
理事会は毎月一回開催されているのですが特別な理由がある場合は臨時で理事会を行うことが出来ます。
1月の理事会では年当初ということで、必ず決めなければならない議題がいくつかあります。
しかし、その議題が1月理事会で通らなかったので改めて、理事の皆様に集まっていただき、臨時理事会という流れになりました。
理事長として、集まる必要のない会議を開催し、理事の皆様と設営をしてくれたメンバーの土曜の夜というご家族との貴重な時間を頂き、本当に申し訳なかったと思っています。
更に、会議の中でも私の理事長としての力不足もあり、良い進行が出来たとは決して言えず重ねて申し訳なかったと反省しています。
ただ最後までお付き合いいただき一つの結論を出せたことは皆様の貢献に感謝しています。
本当にありがとうございました。

日が変わり、今日はお茶の先生の初釜に行ってきました。
私の初釜は毎年、まず待合で「どうだったっけな?」と作法を確認するところから始まります。
お茶を習い始めて4年くらい経ったと思いますが毎年、同じことを繰り返し、本当に進歩の無い自分に情けない気持ちになります。
そして、今年は何を思ったのか正客を買って出て茶室に入っていきます。
半信半疑の作法を行いながら茶席につきます。
亭主(先生)の来るのを待ちながら釜を見ていて「次の作法はどうだったっけな?」と考えていたときに先生が入ってこられました。
先生は私の不安を察したのか、にこりと笑い、何気ない話から始めてくれました。
なかなか稽古に参加できずいつまでも進歩しない私ですが茶席で先生はいつも、それを気にせずお茶を楽しむことを態度や姿勢で示してくれます。

お茶の世界はお互いが普段から稽古をし作法や形を練習します。
そして茶席が試合です。
その作法や形をお互いが行うことで空間が作られます。
しかし、その試合では誰も間違っているとは指摘しません。
亭主にいたっては、客のことばかり考え、どうやって恥をかかせないかを常に考えています。
抜けている作法でも、指摘せず、さもなかったことのように相手に悟らせず進めて行くのです。
では、どこで恥を感じるのか。
それは、誰かに教わるのではなく、自分が感じるのです。
お茶の作法も知らない日本人の自分を勝手に恥じるのです。
日本人とは本来、そういった、やさしさの中の感じる力で、学び、成長する文化を大切にしてきたのかもしれません。

お茶は本当に素晴らしい文化だと思います。
日々、忙しい時間を過ごさせていただいておりますが、今年もまた、恥の多い一年を過ごしていこうと決意を新たにした出来事でした。
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2021年度 鳥取青年会議所
第62代理事長
田中 信也

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