(社)鳥取青年会議所 井上理事長 の"志の伝播" Blog
2012年3月 ARCHIVES
思い出話
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私が副理事長をさせて頂いた2010年、担当させて頂いていた委員会でのことです。
事業のアイディアも固まり委員会も活気があったのですが、資料提出日まで1週間を切っていました。委員長たちと相談した結果、資料提出をもう1ヶ月延ばしたいという話が出て、私もより完成度の高いもので提出しようと思い、その意見の認めていました。
しかし委員会の中で、当時ベテランメンバーで配属されていた先輩に厳しい注意を受けました。
「1ヶ月やそこら提出を延ばして資料の中身が少し良くなったところで、大して大きな進展にはならない。下手をすると1ヶ月後にはまた同じことを言っているかもしれない。」
「そんな気持ちで取組んでいたら事業なんてできないよ。」
「この1週間をメンバー全員で死ぬ気で乗り切って議案を提出するか、それとも理由をつけて先送りするかでこの事業が出来るかできないかが決まると思う。」
と言われました。
結果、メンバー皆で苦労しながら出した議案は四役会、理事会で大変厳しいご意見を頂きながらも、しっかりとスケールの大きな事業を実施することができ、その年の最優秀委員会に選んで頂きました。
過ぎてしまった時間、口にしてしまった言葉、やってしまった行いは悔やんでも取り戻せるものではありませんね。
「ああ、あの時もう少し頑張っておけばよかった。」
こんな台詞を委員長達に言わせないように、今のこの時期が担当副理事長の腕の見せ所です。私もできる事は何でもするつもりです。この年度末は何かと多忙な時期かも知れませんが、お互い、言い訳をせず頑張っていきましょう!!
エンジン01 (感想)
エンジン01に関わられた皆様、本当におつかれさまでした。昨晩はゆっくり休めましたでしょうか。本当に初めての事だらけの3日間が慌しく過ぎていきましたね。
私がこの3日間で一番感じたことは、「おもてなしの心の大切さ」と「人に心から喜んで頂くこと難しさ」でした。参加された約130名の著名人の皆様には、大変喜んで頂けたと聞いています。正直、それを聞いて「ほっとした。」というのが終わった瞬間の感想でしたが、時間が立つに連れて思い返すことは、「あの時こういう対応も出来たのではないか。」とか「目の前で起きることに精一杯で、険しい顔をしてたかもしれないな。」といったことでした。
普段まちづくりの事業を企画・実行している私たちでも、今回のように多くの他団体と連携しながら自分たちの持ち味を発揮するという経験は初めてに近いのではないでしょうか。普段JCの仲間たちだけとなら出来ていることも、なかなか上手くいかず、メンバー一人一人の思わぬ短所が浮き彫りになる場面があったのではないかと感じます。
そんな中でも、今回設営に参加した皆さんは、小さな失敗やトラブルに直面する度に周りの仲間と助け合って対応し、一つ一つ経験を重ねてチームワークを強固なものにし、連携を深めていく事ができたように感じます。
昨日、講師の皆様から、お帰りの際に「色々とお世話になりました。ありがとう。」と言って頂いた時の嬉しさや来場者の皆様の笑顔に触れた時の嬉しさは、きっとこの因幡のまちを想う仲間全員で、「来られた方達に喜んで頂たい。」という一つの目的に向って取組み、最後までやり遂げる事が出来た達成感によるものではないかと思います。
この経験をただ大変だった3日間にしては勿体ないですね。私たちの活躍の場はまだまだこれからやってきます。今年の自分たちの事業に今回学んだ「一人一人のホスピタリティーによるチームワーク」をしっかりと活かしてほしいと思います。
「互いの思いやるJC活動及びJC運動の実践。」その形が少し見えてきた3日間だったと思います。
本当にお疲れ様でした。