2022年6月13日 ARCHIVES
Learn about Active Learning事業
2022年6月13日
ご参加いただきました、参加者の皆様には厚く御礼を申し上げます。
昨今、社会の変化が激しい中、新学習指導要領が導入され、子ども達の主体性や生きる力が重要視されています。その中で、まずは私達大人がその必要性を学び、地域社会で子ども達の主体性を育み、時代が変化する中でも生き抜いていける様本事業は開催されました。
zoomでの事業でありましたが、沢山の方々にご参加いただき有意義な時間となりました。
工藤勇一先生にご講演いただき、私個人としても、一人の息子をもつ親として、地域の子ども達の明るい未来を願う一人として、大変感銘を受けました。
工藤先生のお話の中で、今の子どもの姿は、我々大人の姿であるというお話がありました。やはり、子ども達だけでなくまずは私達大人が学ぶべきであると感じました。日本の子ども達は世界から見ても、高校生までは、勉学においてもスポーツにおいてもトップクラスと言う事ですが、その後の伸びに関しては低くなっているという事でした。部活や塾にと沢山やらせすぎているため当たり前にトップクラスになるけども、やらされていたので自律していないし主体性に欠けるため伸び悩むそうです。今までは、優先するものが、個人の主体性よりも、規律とか集団行動とか様々ありすぎているのだそうです。確かに私自身も、息子にその様な事に重きを置き教育してきたと思いました。親である自分が、息子の主体性を奪っていたのかもしれません。
例えば、いじめが起きたとして、昔は自分達で解決してきたとして、今は大人が解決してしまいます。これは子ども達の解決能力を減らす事になります。様々な場面において、学校や家庭でも地域社会の中でも、自己決定を繰り返して行う事が主体性を育む事には大切だという事でした。一度できなくても繰り返し行う事で、脳も覚えていくという事です。
今回、私が自分自身に響いたのは子育てをする上で、「手段が目的化している」という話でした。たしかに宿題をする事や、部活においては、走る事など、やる事ばかりを言っていたのかもしれません。なぜやるのかを言う事も聞く事もなかった。と振り返りました。
子ども達は、一人ひとり育つ環境も、得意な事も、苦手な事も違います。そんな中で一人ひとりの主体性や生きる力を育んでいける、そこに目を配れる大人でありたいと心から思いました。
本事業のご講演、もっと沢山の方に聞いていただきたかった。と思う、心に突き刺さり大変学びの多い素晴らしいご講演でした。
工藤先生、ご多忙の中大変貴重なお話を拝聴させていただきありがとうございました。
最後になりましたが、本多委員長をはじめとします次世代教育委員会の皆様、素晴らしい事業をありがとうございました。
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