2018年度理事長予定者

2018年度 鳥取青年会議所 第60代理事長予定者

2018年度 鳥取青年会議所 第60代理事長予定者

生年月日 : 1979年5月1日
事業所 : 株式会社ワイ・ビー

鳥取青年会議所における履歴

2010年 JC発信委員会 委員
2011年 社会参画推進委員会 委員
2012年 因幡のグリーン政策委員会 委員
2013年 青少年育成委員会 副委員長
2014年 究極の田舎政策委員会 委員長
2015年 専務理事
2016年 財政規則審査会議 議長 兼
日本青年会議所 財政審査会議 委員
2017年 副理事長

人口減少時代

2008年より始まった人口減少は今後加速度的に進んでいくと言われています。人口減少の状況は地域によって大きく異なり、地方から始まっていき都市部へと広がっていきます。
人口減少は、経済社会に対して大きな重荷となり、地方では地域経済社会の維持が重大な局面を迎えます。また、今後も東京圏への人口流出が続く可能性が非常に高いことも人口減少を加速させる要因となっています。
私たちの住む因幡地域においては、2005年以降、自然増減、社会増減共に減少が続き、これから急激な人口減少が始まろうとしています。
私たち鳥取青年会議所は、今後も人口減少が深刻な状況にある中で、人口減少を前提にどのようなまちを目指していくのか、改めて考え直す時期に来ているのではないでしょうか。

環光のまち因幡推進運動

2009年度にスタートした「環光のまち因幡」推進運動も2018年で10年目を迎えます。ゴールを目前に控えた今、運動ビジョン実現の可能性は極めて低いと言わざるを得ません。この結果は、私たちの力不足が原因であり、現状を受け入れなければいけない時期に来ているのだと思います。
運動ビジョンが作られた当時の時代背景には、政府の巨額財政赤字、世界的金融危機に連鎖したリーマンショックや鳥取三洋電機系企業の閉鎖、少子高齢化問題と人口減少時代の到来、中央集権から地方分権への転換、道州制導入の議論など様々な難局に直面していました。
そんな先行き不透明で混沌とした時代だったからこそ、環光のまち因幡推進運動が生まれ、環境と経済を好循環させるという意識が青年会議所に根付き、今日のかたちまで育ったと考えています。
しかしこの10年、まちは予想を大きく上回るスピードで変化しており、私たちはそのスピードに対応してくることが出来ませんでした。
私たちは、これまでの活動を客観的に捉え、積み上げてきた経験と活動を更にブラッシュアップさせ新たなゴールへと邁進していかなければなりません。
そして、これから描く次の未来の創造へと繋げていくべきだと考えます。

次の未来の創造

今後加速度的に進んでいく人口減少は、社会の在り方を転換する大きなチャンスであり、私たちの住む因幡は、その最前線に立たされてことを認識しなければいけません。
今の地方に求められていることは、今後大きく変化していく社会への適応と人口の安定化です。
今後は人口が減り社会規模がダウンサイジングしても、明るい豊かなまちを形成し持続可能な社会の実現を目指す必要があります。
そして、そのために必要なのは未来の創造であり、創立60周年という大きな節目を目前に控えた今、私たちは一度原点に立ち返り、これからの鳥取青年会議所と次の未来を創造していかなければならないのです。
しかし、今の私たちは、誰かがやるではなく、自分自身がやるという強い気持ち気概を本当に持てているでしょうか。
単年度制や自己修練という言葉を言い訳にしていないでしょうか。
私たち自身の意識が変わらなければ、まちを変えることなんてできません。これから描く次の未来を夢で終わらせないためにも、私たち自身が変わっていき、鳥取青年会議所を、実行力のある組織に変えていくことが必要です。
変化は必ずしも進化を伴わないかもしれませんが、進化は変化なしにはありえません。
私たち自身が自らの型を壊し、新しい型を創り出すことが、実行できる組織をつくっていくことに繋がるはずです。

実行力のある組織

私は鳥取年会議所がこれから衰退の一途を辿ってしまうのではないかという危機感を感じています。
青年会議所は、40歳までしか活動できない団体ですから、必ず毎年卒業生を送り出します。2017年から2020年の4年間で卒業する会員は70名近くになり、現在の会員数の半数を超える数が卒業していくという現実が見えています。
私たちがこれから更にダイナミックな活動を続けていく為には、当然一人でも多くの仲間を増やし続けていくことが必要となってきます。
しかし、大前提として私たちの志や活動は本当に同世代の人たちから共感を得ているでしょうか。本当に明るい豊かな社会の実現のため、まちに、人に向き合っているでしょうか。そして、本当に私たちは地域に求められ、仲間に入りたいと言われる組織を目指せているでしょうか。
仲間を増やすということは、私たちの志や活動に、共感してもらって初めて成立します。
青年会議所は、明るい豊かな社会の実現という素晴らしい理念を掲げている組織だからこそ、もっとまちと向き合い、もっとまちのために活動すれば、もっと多くの人から共感が得られるはずです。
これからの私たちの活動は、まちのために行う活動を最優先に考えて進めていき、この組織をしっかりと実行力のある組織に変えていくことで、多くの仲間と、これから描く未来を目指していけるはずです。
青年会議所とはどうあるべきか、まちづくりとはどうあるべきか、未来のためにこれからどうすべきか、考える時期に来ています。

最後に

今の鳥取青年会議所は「まちづくり」と「自己修練」という二つの目的が混在しています。
鳥取青年会議所は、まちのために活動する組織であり、明るい豊かな社会の実現という理念を掲げている限り、まちづくりは何より優先されなくてはならないはずです。
もちろん、自己修練を通した自己成長も必要です
しかし、自己の成長とは、本来私たちがまちづくりに取り組んでいった結果、得ることができる報酬であって組織の理念でもなければ、目的でもないはずなんです。
組織の理念より、報酬が前に出てしまう組織では、まちづくりなんてできるはずはありません。
これからの私たちは、次の未来を創造し、実行力のある組織へと進化させ情熱を持って活動し続けなければいけなません。
そして、一人ひとりが主人公となり誰かのために最高のサービスを行えた時、私たちは成長という最高の報酬を手に入れるはずです。
私は、2018年度の鳥取青年会議所をお預かりする身として、私たちの住むこのまちが、この組織が、そして皆さんが、これから先、今よりもっと輝き続けるよう、微力ながら職務を全うしていきます。

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