理事長所信

2017年度 鳥取青年会議所 第59代理事長

2017年度 鳥取青年会議所 第59代理事長予定者

生年月日 : 1979年7月21日
事業所 : 吉田建設(株)

鳥取青年会議所における履歴

2008年 前期入会
心豊かなまち推進委員会 委員
2009年 新生鳥取砂丘政策委員会 委員
兼 日本青年会議所中国地区鳥取ブロック協議会 総務会員委員会 委員
2010年 総務委員会 委員
兼 日本青年会議所 アジアコミュニケーション委員会 委員
2011年 青少年育成委員会 副委員長
兼 広報渉外特別委員会 委員
2012年 因幡のグリーン政策委員会 委員長
2013年 会員開発委員会 委員長
2014年 副理事長
2015年 未来創造特別委員会 委員長
2016年 副理事長
兼 日本青年会議所中国地区協議会 副会長
兼 日本青年会議所 未来へつなぐ委員会 委員

はじめに

 1959年、鳥取青年会議所は志高い47人の先輩方が設立されました。私たちは、先輩諸兄が築かれた半世紀に亘る運動があるからこそ、因幡の地、延いては広く日本で積極果敢に活動ができることに感謝しなければなりません。創始の心は今も色褪せることなく、脈々と受け継がれています。

 鳥取青年会議所は、1974年に袋川に鯉を放流する事業を行っています。当時の袋川は工業廃液や生活排水または不法投棄により水質は悪化していました。そこで先輩方は鯉を放流する事業を開催しました。袋川が注目される事により、市民の意識を変えようとしたのです。子供から大人まで多くの市民の心は動かされ、袋川は今の姿へとなりました。活動が運動となる素晴らしい事業です。さらに1989年からの高速道路網の早期実現へ向けた整備運動は、2009年には鳥取自動車道の開通へと実り、その影響は確実に交流人口増大の大きな一助となっています。これこそが、因幡地域の未来を見据えた運動の証です。諸先輩方の築き上げられた運動は、偉大な功績を残しています。未来の後輩へ誇れる運動を起こすことが、因幡地域の明るい未来へ繋がります。

まちづくり

 私たちが青年会議所に入会した理由は様々です。しかし、青年会議所が存在する理由はただ一つです。それは、「明るい豊かなまちの実現」です。

 私たちが住む鳥取県は、日本一人口の少ない県です。しかし、鳥取青年会議所は中国地方で一番人数の多い会員会議所であり、日本でも注目される事業を創出する素晴らしい団体であることは間違いありません。私は、2016年度に公益社団法人日本青年会議所中国地区協議会へ出向し、改めて地域を客観的に見つめなおすことが出来ました。私たちが暮らす因幡地域の課題や問題は、少子化・高齢化・地域活性化・地方財政など様々ありますが、この問題は中国地方のみならず全国で同じ悩みを抱え、その対策に取り組んでいるのが現状です。

 しかし、他地域を見ても明らかに違う活動が当会にはあります。それは、2009年の創立50周年の際、鳥取青年会議所は未来の因幡をつくる10ヵ年の中長期ビジョンを掲げました。「環光のまち因幡」推進運動です。因幡の豊かな自然環境と因幡の特徴を活かした環境保全活動を観光資源として活用し、多くの人と共に「環境」と「経済」が好循環するまちを創る運動ビジョンです。

 因幡のグリーン政策では、因幡の宝である自然を後世へ繋げる運動が必要です。市民の保全意識を向上するわくわくする事業を展開します。究極の田舎政策では、他地域の魅力とコラボレーションすることでキラリと光る因幡オリジナルを創出する運動が必要です。各地域のオピニオンリーダーと「因幡に住みたいっ!!」と思わせる知恵を出し合います。新生鳥取砂丘政策では、鳥取砂丘を含む山陰海岸ジオパークを新たな視点で捉え継続的な経済効果へ繋げる運動が必要です。将来を見据え、インバウンドも視野に入れたスポーツツーリズムを創出します。また、地域の様々な問題を解決するためには住民同士の繋がりが希薄になりつつある現状を変える必要があります。様々な課題に対処出来る住みよいまちを目指し、地域コミュニティの推進を行います。そして、未来を担う子供たちへ向けた青少年育成も行います。郷土愛と自主性を備えたリーダーを継続的に創出する運動を展開します。さらに、危機的状況ともいえる参政参画意識の低下に対するアクションを起こさなければなりません。2016年参議院選挙では鳥取県の投票率が過去最低となり、関心の薄れが如実に現れました。国を支える主権者意識を取り戻す運動が必要です。私たちが進める「環光まち因幡」推進運動は、メンバー同士そして関わる全ての人の心を動かし、鳥取から日本を変えるきっかけとなり、すべての因幡市民が自信と誇りがもてるまちに繋がります。

 このような鳥取青年会議所独自の運動を構築するには、様々な団体や市民のご協力をいただき活動できていることに感謝しなければなりません。これからも、産官学民や様々な市民の皆様と共感から繋がる事業を展開する必要があります。

 そして運動を具現化する事業を構築するには、まずは公益社団法人として社会へ利益があることを見据え、そして時代の流れや地域の問題・ニーズを確り捉えた上で背景を掘り下げ、さらに本質をついた目的を掲げ、目的と合致したブレない手法を検討します。

 事業を終えたとき、なんとも言えない清々しさと達成感を感じたメンバーは少なくないでしょう。そこに至るまでの、多くの悩みや苦しみ、友には幾度と無く助けられ、ようやくたどり着くまでのプロセスが人を成長へと導きます。そして、私たち青年が互いに成長することこそは、地域や企業の魅力づくりにも繋がり、人口流出に歯止めをかけるきっかけになると確信しています。

 私たちの活動は運動でなければなりません。JC活動は一滴の水滴の役割を担い、そしてその水滴が地域という水面へ飛び込んだ時、大きな波紋となります。これこそがJC運動だと言えます。未来を変えるのは私たちです。私たちにしか変えられない未来があります。

 互いに成長できる、真の友と共に「明るい豊かなまち実現」へ向けて運動を展開しましょう。

心を動かす

 10年前には考えられなかった便利さが現代にはあふれています。私たちはすごく便利な社会の中で、大切なことまでおざなりにしていないでしょうか。人と人とが繋がる上で一番大切な事は、相手に自分の想いを伝えること、相手の心を動かすことです。事業にその想いが注入できれば、大きな運動への原動力となることは間違いないでしょう。

 私たち青年会議所メンバーは卒業する時には、地域や会社や家族から、リーダーとして活躍することを期待されています。私たちは、成長のきっかけを与えることができるリーダーにならなければなりません。それこそが、JCに入会する意義であり、JCでしか学べないことです。卒業するときには、私たち自身が運動の牽引者となり、より良い影響を広げなければなりません。

 今の私たちは、志が同じ仲間に対して、本当の友として接することができているでしょうか。友が本当に助けを必要としているときに声を聞き、表情から気持ちを読み取り共に考え・悩み行動する仲間であるべきです。本気で思いやりを持ち接することこそが、真の友です。

 心が動く瞬間を思い出して見てください。動きたい・動こうと思う瞬間は、必ず相手の為を思うそんな時です。家族や友人が困っているとき、喜ぶ顔が浮かぶとき、私たちは必ず行動に移します。人が行動を起こすとき、それは必ず心が動くときです。私たちは本当に人の心を動かすことができているでしょうか。人に心を動かされる事があっても、自分が人の心を動かしている瞬間があるでしょうか。

 私たちは家族のため、自分のため、地域を支えるために仕事をしています。そしてまちづくり人づくり活動を行っています。私たちは家族や会社の方、地域の方の心を動かすことはできているでしょうか。私たち青年会議所メンバーは、社会を引っ張るリーダーでなければなりません。リーダーは必ず人の心を動かすことが必要です。そして、確実に前へ進める勇気も。

未来へ

 2019年、公益社団法人鳥取青年会議所は60周年を迎え、「環光のまち因幡」はアクションプラン遂行の末、実現しています。2017年は実現へ向けた明確な方向を示す年であり、未来を創造する重要な年となります。長期的な未来を見据えた上で、中長期に渡る確実な運動を展開する役割があることを私たちは自覚し活動します。

 私たちは、今まで築いた過去を確り検証した上で、正しい判断をする必要があります。そして、重要なのは、未来への決断をすることです。

参政・参画意識向上への旗振り役となり、地域の若者に意識改革を起こします。

大切なものを守りつつ、勇気を持ち、より良い変化をした私たちの組織は進化します。

運動を展開する上で、愛情を持ち友と活動することで心の改革を必ず行います。

大きな影響を及ぼす運動を行うために、同じベクトルを持つ仲間を沢山増やします。

 青年会議所活動ができることを家族、社員、支えてくださっている全ての方へ感謝し、さらに納得して頂ける姿と成果を残します。

 We believe 真の友を信じることは、目的を貫くエネルギーです。

最後に

 私はこの公益社団法人鳥取青年会議所から多くの学びや成長、そして外部の方や仲間という多くの出会いを頂きました。私が頂いた気付きを今度はお返ししたいと強く思っております。さらに、共に活動できる仲間同士が友情溢れる情熱のある団体でありたい。

 真の友として、お互いの成長を手助けできる組織にしたい。この思いを強く刻み、2017年度 公益社団法人鳥取青年会議所の理事長として立候補させて頂きます。仲間ひとりひとりへ、発展・成長の機会を全力で提供します。ひとりひとりが地域により良い変化をもたらす青年になるため、1年間邁進致しますので、どうぞよろしくお願い致します。

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