理事長所信

2014年度 鳥取青年会議所 第56代理事長

2014年度 鳥取青年会議所 第56代理事長

生年月日 : 1975年 2月19日
事業所 : 株式会社トリベイ

鳥取青年会議所における履歴

2008年前期入会 広報・渉外委員会 委員
2009年 究極の田舎政策委員会 委員 兼
(社)日本青年会議所 
中国地区鳥取ブロック協議会 
明日の鳥取県を考える委員会 副委員長
2010年 総務委員会 副委員長
2011年 組織力向上委員会 委員長
2012年 専務理事
2013年 副理事長

55年の歴史と伝統

鳥取青年会議所は、2014年度に創立55周年を迎えます。
今から遡ること1959年。因幡の地を「明るく豊かな社会」へ築き上げようと47名の志高い青年達が立ち上げたこの鳥取青年会議所は54年の年月を経て、数多くの諸先輩方の知恵と汗とで作り上げてこられた活動や功績に支えられ、今日まで歩み続けています。

私達が今こうして力強く活動が出来ること、また産官学民の様々な市民の皆様から多大なる支援や協力を得ることが出来るのは、半世紀に渡る活動の結晶とも言えるこの歴史と伝統があるからに他なりません。
55年目のスタートを迎えるにあたり、私達は今一度先人から受け継いでいるこの歴史と伝統へ感謝の気持ちを胸に深く刻み、そして新しい時代への一歩を力強く踏み出してまいります。

本当の危機感

さて、現在の社会環境に目を向けますと、2012年12月に発足した第2次安倍内閣はアベノミクスとも呼ばれる一連の経済政策が好走し円安効果による企業収益の改善や株価上昇など明るい兆しも見られています。
しかしながら中長期的な視点で考えると、財政の問題、人口減少の問題、そして地域独自が抱える問題など、本当に解決すべき問題を直視し改善に取り組むのではなく、今ある目先の利益と成果に満足しているようにも映ります。

膨れ上がり減少する兆しもない財政赤字。人口減少と少子高齢化問題は世界と比較しても深刻な度合はますます高まっています。また私達が住む因幡地域も含めた地方自治体では、若者が都市部に流出することでさらに高齢化を加速させ、中山間地域などの過疎化は歯止めがかからないという地域特有の問題も抱えています。これらは全て将来私達にとって避けては通れない、そして真剣に向き合い乗り越えていかなければならない「危機」であります。しかしながら、国や地方そして私達自身も、到来するだろうその危機を見ようとしない、解決しようとしない、先送りにする、強いては誰かのせいにする。この無関心とも言える「危機感の欠如」こそ、私は最も深刻な問題であると感じます。

青年の価値

今から2年前。東日本大震災と、それに伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故という未曾有の災害が日本国を襲いました。黒船来航、第二次世界大戦敗戦といった国難から復興を遂げた日本の奇跡を今一度果たそうと掲げた声を今も尚広く繋げていくことが私達に求められています。

将来を担う子ども達が強くたくましく生きていく為にも、私達は目先の小さな問題だけではなく、人と人との環を広げ協調性や思いやりの心を醸成する活動まで大人としての責任感を持って取り組んでいくことが必要です。

また国民全体が守ってほしい権利だけを主張するのではなく、果たすべき義務や責任を何処かに置き忘れることなく果たしていくことが今の日本全体に強く求められていると私は感じます。
危機感が薄れつつある環境下において、人とは違う発言や行動を選択することは確かに勇気が必要です。しかしながら、物事の本質を捉え、将来を見据えた「勇気ある一歩」を踏み出さないと変化は生じません。そしてその一歩は、地域の将来を担う私達青年が率先して行うべきです。
時には失敗し、本当にこれが正しい道だったのかと振り返り、改めることも必要でしょう。しかし失敗を恐れず前進することで私達は確実に成長を果たし、その動きが周りの人達にも少しずつ伝播し、地域にも変化の兆しを与えることが出来ます。

私達青年は常に挑戦することで新しい価値を見出すことが出来ます。今より一歩未来に向けて一所懸命実践する鳥取青年会議所として、2014年度も活動してまいります。

因幡が持つ価値

2014年度は2009年に制定した運動ビジョン改訂「環光のまち因幡」推進運動の活動を始めてから5年を迎える節目の年でもあります。

因幡の豊かな自然環境と因幡の特徴を活かした環境保全活動を観光資源として活用し、人と人との環を広めながら「環境」と「経済」が好循環するまちを創るというこの運動ビジョンは、5年経った今も尚因幡地域が抱える課題や問題点を見つける視点であり、新しい可能性を形にしていくことが出来る道標であると考えております。

因幡地域にとって、人口減少と少子高齢化、そして都会への人口流出を原因としたまちの過疎化は深刻な課題であります。しかし人が都市部に流れてしまう原因を考えた時によく仕事がないことが理由だと耳にしますが、高速通信網は地域を含め幅広く普及しいつどこにいてもコミュニケーションが取れる時代となった今、仕事の形にも変化が生まれつつあります。

鳥取には見る所も食べる所も何にもないという声も耳にすることがあります。しかし、何もないように感じるこのやさしい自然、何気なく口にしていると感じる豊かな食材を使った郷土料理、そして当たり前のように感じるこの地域を支える人々の温かさが持つ価値を感じていないだけかもしれません。

私達はこれまでの固定概念に縛られてしまい、地域に残る素晴らしい自然環境や田舎生活、地域ならではの特産、文化や伝統工芸、ありとあらゆる代え難い大切な資源や財産ともなる原石をまだまだ輝かせることが出来ていません。
運動ビジョンから伝わってくるメッセージを今一度受け止め、因幡が持つ数多くの原石1つ1つに磨きをかけていくこと、今は1つ1つでしかない原石を繋げていき観光資源として活用できる広がりある事業展開をしてまいります。

日本一の因幡をデザインする

世界ジオパークにも認定された美しい海岸線を有する海の魅力と海へ清き恵みを運ぶ源流の源となる青き山の魅力をあわせ持つ自然環境。鳥取独自の四季溢れる自然や食材や文化と共に心豊かに生活することが出来る田舎暮らし。日本海の風と共に砂が動く自然の姿が保全されている日本唯一の雄大な姿を残している鳥取砂丘。私達が愛するこの故郷因幡には、他の地域とは異なる素晴らしい魅力が存在します。

その魅力を地域内外へ発信普及していく為にも、単純ではありますが一番を目指す取組が必要だと考えます。一番にはもちろんナンバーワンもありますが、因幡地域にしかない魅力をさらに磨きながらオンリーワン「日本一の因幡」を目指し、大きな声で発信し、日本一の取組に全力を尽していく、そしてその旗振りは青年としての英知と勇気と情熱をもった、私達鳥取青年会議所が果たしていきたいと考えています。

日本一人口の少ない県のこの小さなまちから日本一の魅力を発信していく。傍から見れば出来るはずがないと思われるようなことでも、真剣に考え、時に大胆且つ斬新に力強く表現する。このまちの表現方法、すなわち日本一の因幡をデザインすることを意識しながら事業を実施してまいります。

デザイン(design)という言葉の語源はラテン語のデジナーレ(designare)からきており、「計画を記号で表す」という意味を持っています。
例えば人の第一印象は3秒で決まるといわれるように、どんなに心のやさしい人であったとしても冷たい印象を与えていたのであれば、コミュニケーションでも取らない限りはその印象を払拭することは出来ません。
私はまちづくりにも同じことが言えると考えます。どんなに私達が素晴らしい活動をしていると自負しても、外から映る因幡の印象が良くなければ、多くの人々にその魅力が伝わることはなく、さらなる波及効果も期待出来ません。

過去から受け継ぎ、未来へと伝えていきたい因幡が誇る自然や田舎、町並みや風景、文化や生活。それらが持つ本当の価値を紡ぎながらも、新しい捉え方や創造性を加え、変化をつけながら新しい角度でこのまちをデザインしていきます。この故郷因幡のまちが一番だとここに住む私達自身が強く」誇りを持てるように、1つ1つの事業や活動を通して伝えてまいります。

大切な人と共に進む

最後になりましたが、私自身が鳥取青年会議所に入った目的を一言で表しますと、自分自身の成長に他なりません。そしてその想いは今も変わることはありません。

現在、女性の社会進出や共働きは当たり前であり、また経済状況が厳しい中での会社経営では社員一人一人に求められている責任や役割も大きくなってきております。そんな中にも関わらず、妻や子供たちがいつも明るく送り出してくれること、社員一人一人からの協力も得られ、その上でここに集う仲間と共に力一杯青年会議所活動ができることへの感謝を私は忘れることはありません。
だからこそ会を通じて果たす私の成長は今や私自身だけのものではなく、家族の幸せであり、会社の発展であり、会員一人一人や鳥取青年会議所が成長することも求められています。

入会以来私は多くのメンバーとの出会い、様々な機会に挑戦させて頂き、そして支えられながら一歩ずつ前に進むことが出来ました。これからも私は伝統ある鳥取青年会議所のメンバーであること、100名を超える信頼する仲間と共に力強く活動できることに誇りを持ちながら、皆様と共に協力し合い果たすべき責任を全うする所存です。

私達の未来は明るく豊かであります。
強い信念と、大きな夢を掲げ、力強い2014年度の活動を挑戦してまいります。一年間どうぞ宜しくお願い致します。

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