2021年9月22日 ARCHIVES

CWAP

2021年9月22日
C(children:子供)W(woman:女性)A (aged people:高齢者) P(pregnancy,passenger,poor people:妊婦、旅行者、貧困者)
皆さんこんにちは理事長の澤田です。
9月20日防災委員会の事業「MIRAIへつながる第一歩」が開催されました。
本事業は要配慮者への防災支援ということをテーマに災害時の防災のあるべき姿を考え、事業を構築してくれました。

冒頭のCWAPは要配慮者の方々の頭文字です。
これ以外にも障害のある方なども要配慮者に入ります。
もし、今、未曽有の大災害が起きたら私たちはどのような行動を取るべきなのか?何ができるのか?
ここには普段からの意識と練習または正しい知識が必要です。

本事業はオンライン形式で多くの学びをもらえる事業となりました。
冒頭は本事業の講師である秋富先生をお招きしご講演して頂きました。
秋富先生は福知山脱線事故?東日本大震災など多くの災害現場を医師としてまたは災害支援のプロとして現場でご活躍されたご経験を持つ災害現場のスペシャリストです。
ご講演の中で印象的だったお話しをご紹介します。
「ある災害現場で被災地の体育館に行った際、多くの方が体育館の中に避難されていました。
現場責任者の方から「ここは皆さん落ち着かれているので大丈夫です。」とお伺いし安心していました。
その日の夜その体育館を見回りしていると端っこの真っ暗なところで母と子の親子がいてお母さんが子供の口を一生懸命泣きながら押さえている光景を発見したのです。「どうされたんですか?」とお伺いしたところ「子供が騒いで他の方に迷惑がかかるので」と泣きながら子供の口を押さえられていたのです。その子は口を押さえられ高熱を出していました。私は気づいてあげられなかったのですが、その子には障害があり大きな声を出してしまうので体育館の隅で口を押さえられていたのです。体育館と災害という過度なストレスの中で心無いことを言われたり、そういった扱いを受けることもあります。災害時は大きな声の人から手当や救助を受けます。本当に支援が必要な人は声が出せなかったりします。そこで大事なのはInformation Managementで声なき声を聞くことと正しい知識を持っておくことなんです。」このお話しがとても印象に残っています。
また、秋富先生からはトイレに行く際に女性や子供を一人にしないなど誰でもできる支援もあることも教えていただきました。

残念だったのは本来であれば多くの方に体験もしていただける事業だったのですがコロナ禍ということでオンラインでの開催になりました。しかし、この事業は私たちが見落としがちな要配慮者への視点と正しく災害時の対応ができる知識を養える素晴らしい機会になりました。

開催してくれた山根委員長はじめ委員会のメンバーの皆さんに感謝いたします。
引き続き、この事業がしっかり運動となるよう地域の方にもお伝えしていってください。

本当にお疲れ様でした!
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