2021年4月17日 ARCHIVES
学びは知りたいと思うことから始まる
2021年4月17日
今日からグローバルユース国連大使育成事業が始まりました。この事業は2011年から日本青年会議所がグローバル教育の一環として行っている事業になります。本年度は47名の高校生が全国から参加し、世界の課題や国連の活動など様々なことを学ぶ機会になっています。鳥取青年会議所から2名の高校生を推薦させていただきました。
二人とも大使として合格し、今日から参加しています。本来であればヨーロッパの国連本部やニューヨークの国連本部など海外に直接行ける機会もあるのですがコロナ禍ということでオンラインでの講義と国内での合宿になります。
今日は国内合宿に向けての事前勉強会ということで3つの講義がありました。
1つ目は外務省の方から国連とのつながりSDGsについて
2つ目はWFPの方から世界の食料や支援のお話
3つ目は国連広報部の方から国連についてのお話をお聞きしました。
私もYouTubeで講演と子供たちの様子を見学させていただいたのですが、
印象的だったのはWFPの活動の一つで母子栄養支援(栄養強化の支援)がありました。
二人の7歳の女の子の写真があり2歳までに慢性的な栄養不良になると発達障害が起きるということで一生を左右する大切な時期に支援を行うというものでした。
もう一つは、国連広報センターの方のお話の中で
「何か援助したいと思う前に、自分がされたときに何がうれしいかを考えてあげることやきっかけは相手のことに興味を持つこと、つまり話を聞いてあげたり、相手とコミュニケーションをとることに多くのopportunityがある」と仰っておられました。
私たちもJCの活動の中で奉仕は大切なのですが自分と乖離してしまうことがあります。そういったときに立ち止まって無理のない支援や自分が相手だったらと考えることが大切であるということにあらためて気づきました。
事業に戻ると、
子供たちは講演を聞きながら登壇者の方々に多くの質問をしていました。
なぜ、世界は豊かにならないのか?豊かさとはなにか?SDGsのサスティナビリティーとはなにか?
ここに集まった子供たちは本事業を通して多くのことを学ぶと思います。
そして、その学びを各地域に持ち帰り、世界の課題に取り組んでいってくれることを期待しています。
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